やめることにしました!
私立小学校って本当に良いんですよ。手厚いし、設備やカリキュラムと環境はいいし…。
でも小学校受験やめました。娘は近所の公立小学校へ行く予定です。
その理由についてお話しするので、お受験やめようか悩んでいる方、これから小学校受験しようかなと思っている方、ぜひ参考にしてください。
兄は私立小学校だけど妹はお受験をやめた話
筆者の住んでいる地域は、国立小学校に通える範囲ではありませんが、私の知っている範囲では約6校ほど、私立小に通っているお子さんを見かけます。
ちなみに、私立小学校に長男が通ってますが、長男がお受験し私立小に通っていることに関しては後悔はありません。
私立小で後悔していない理由
- 本人に私立小学校が合っている
- 電車・バス通学が好きで楽しい
- 良いお友達ができた
- 親身な先生や熱心な先生、保護者が多い
それでも娘はお受験することをやめました。その理由は…
長女が小学校受験をやめた理由
- 通学時間がもったいない
- 通学で体力を使う
- 中学受験を検討している
- 本人が行く気がない
- 3人兄弟だから
実際に筆者が感じていることを、そのままお伝えします。
通学時間がもったいない
長男が通っている私立小学校までの所要時間は家を出てから正門をくぐるまで丁度約1時間。
1日2時間、通学に時間を使っているのです。
学区の小学校なら家から大人の足で歩いて15分たらず。4分の1で済みます。
朝にあと45分あったら、朝勉出来ますよ。帰ってきてから習い事行けますよ
電車通学の場合、電車が止まった場合やバスの遅延や振替輸送。
公立小の子より帰宅が遅いのに、さらに帰宅は遅くなります。
通学で体力を使う
重たいランドセルに学校指定の補助バック。朝の通勤ラッシュの電車を2路線乗り継いで、バスに乗り換えは体力を使う!
可愛い子には旅をさせよ…と言いますが娘に旅させたくありません。
- 絶対学校帰りに1人で電車に乗って寝落ちて、遠い駅で目が覚めて泣いて電話かけてきそう。
- 帰りに寝ずに兄ちゃんと一緒に帰ってきたら、もう夕方は疲れて使い物にならない。
ちなみに、我が家の長男は毎朝乗り継ぎを走っているそうです。
バスでは疲れているときは、つい寝ちゃうそうです。
中学受験を検討している
付属中、付属校、附属大学がないわけではありません。
付属中の偏差値は39〜58、付属大学は35〜45。
付属校進学させる気はもともとないんです。
さらに、うちの子が通っている私立小学校は中学受験推し。過去に中学受験受験に強い私立小学校としてプレジデントに掲載されていました。
内部進学も成績が良くなければ出来ません。高学年から授業はレベル別に分けられ塾講師を招いての授業になりますが、学校からも塾に通って下さいと言われています。
公立小のクラスの半分以上が中学受験をする地域に住んでいます。
だから地域柄熱心な保護者が多いです。
進学塾の小学校準備講座なんか、申し込み始まった1日で埋まります。
我が家もそうですが、夕方になるとほとんどの家の子は小さい頃から習い事や塾へ。
時間とお金をかけて私立に出し体力を奪われて、さらに時間が足りない中、再び中学受験のために進学塾に通う…。
なら、公立小で早く帰ってきて通塾や他に投資してもよくない?と思ってしまいました。
中学受験対策も早めにしつつ、低学年のうちは残りの時間はめいいっぱい好きなことをさせてあげたいです。
本人が私立小に行く気がない
娘本人があまり私立小に行く気がないんですよね…。
幼稚園バスで仲のいいお姉さんたちが近所の公立小に進級していった、この春にお友達も公立小に進級していくので一緒に学校に通いたいとか。
ピンクのランドセルで学校に通いたいとか。中学は女子校に行きたいとか。
ちなみに長男は公立という考えはなし。小学校は受験するものだと思っていようだし、何より電車で通学したかったようです。
3人兄弟だから
三人兄妹で同じ小学校に通うって微笑ましくて夢だったんですけどね。
別に無理なわけではないのですが、私の負担が大きい…ヤダ(苦笑)。
長男が6年生になる時、長女は3年生、末っ子の弟が小学1年生になります。
ちなみに末っ子は早生まれ3月末生まれ。4月生まれのことほぼ1年近い差があり、男の子の早生まれはやっぱり大変です。
娘が同じ年の頃に比べると、男の子は幼い。また幼少から長男は手をかけてきましたが、お受験に注力していたため末っ子は手抜き。
長男が3歳の頃に比べると今の末っ子は手抜きしていた分幼いです。
将来ワンオペで、小5になった息子の中学受験本格化と同時進行で、またお受験対策を同時にしなければならないという状況に…。
今でも息子も週6で学校に通いながら塾や算盤、プログラミング、週末はテストを受けに行ったり、娘もほぼ週6習い事。
末っ子も週2〜3くらいで習い事にでてますが…母は毎日送迎でハードです。
また、通うのに時間がかかる学校の場合、参観日や面談、保護者会など参加したら一日潰れてしまいます。
例えば…
息子の習い事のカバンを持ち昼に息子の学校へ向けて出発
↓
授業参観、保護者会
↓
子どもと一緒に帰宅
↓
預けている下の子どものお迎え向かう
長男のランドセルを受け取り長男の塾へ行くように指示
↓
妹を幼稚園へお迎えして帰宅
↓
もう5時過ぎ
これがあと、3年続く予定です。
また、三人兄妹でお受験の場合、一人っ子の3倍はお金もかかりますね…。一人一人見たくても私の体は一つ、時間も足りません。
息子を私立小に通わせて感じたこと
やっぱり大学附属で母体がしっかりしている私学は良いです。
実際に通わせていて感じていることを、お話しします。
私立ならではの特色や手厚さがいい
私立小学校ならではの授業や独自のカリキュラムが良いです。
カトリック系ならカトリックの教えや、仏教系なら仏の教えの授業だったり、授業の進む早さも早かったり。
各私立小学校の建学の精神と家庭の教育方針と合うからこそ!みたいなところもあります。
熱心な先生やフォローが手厚いのも嬉しいところ。
私学は環境がいい
学校それぞれ特色はもちろんのこと、お金がかかっている分、色々と学校設備や学習環境が良いです。
セキュリティが良い
学校の正門には常時守衛さんがいます。
子供達は全員ランドセルにICタグをつけ、正門を通ると保護者の元にメールが入ります。
学校から主要駅までのバスには、必ず先生の引率があります。
アフタースクールの充実
放課後のアフタースクールが充実しています。
息子の小学校を例にあげると
- バスケットボール
- サッカー
- ゴルフ
- かけっこ教室
- アナウンサー教室
- 物語創作・読書感想文教室
- プログラミング教室
- 英会話教室
- そろばん・暗算教室
等があり、長期休みも預かりがあり充実しているます。
もちろんお金はかかりますけど、学校で全て完結するので楽ですよね。
授業後、教室での机上学習をお願いすることもできます。学校の宿題終わらせて帰ってくるようにしてもらってます。
課外授業・カリキュラムの充実
校外学習や勉強合宿、イベントや修学旅行も充実しています。
けっこう豪華です。
学校で作られる給食が週6
給食がなくお弁当持参の私立小学校も多くありますが、筆者の息子が通っている私立小学校には給食室があるので自給食。
しかも登校日の月曜日から土曜日まで。
体験会で食べた時も美味しかったですし、いつも息子からも美味しいと好評です。
給食費無償化の公立小学校がある中で、全国平均よりも高めですけど。
PTAはないが個人面談や保護者会はある
PTAはないです。その代わり後援会みたいなのはありますね。
ちなみに後援会会長や役員は学校からのご指名だそう。
我が家は無縁です。
学期ごとに参観日や保護者会があります。
ママ友関係とかめんどくさそうとかありますがないです。今の所うまくやってます。
長男の仲の良いお友達のお母様とは、親子で出かけるようなお付き合いくらいです。
制服が楽すぎる
制服や学校指定用品、めっちゃ楽です。ある意味リーズナブル。
コーディネートに毎朝悩むこともないです。ワイシャツのアイロン掛けが増えるくらい。
成長に合わせて買い替えをしなければなりませんが、毎日着るものであり、成長時だから仕方ないですね。
小学校受験やめたことに本当は反対?
お受験をやめることに夫はすぐに首を縦には振りませんでした。
今でも、やっぱり何とは無しに納得がいっていないようです。
それは、私立ならではの良さを知っているから。
お受験対策用の幼児教室を辞めてから、夫は何かと「やっぱこういうところは私立はいいよね〜」と口にするようになりました。
でもお受験やめたんですよ。3人兄妹のお受験〜中学受験までをママ一人ではキツイです。
小学校受験をやめて始めること
小学校受験をやめたなら次は何をするって話です。
- 英検取得を目指す
- 進学塾の小学校準備講座に入れる
英検取得を目指す
英語の学習に力を入れて英検取得を目指します。
英検3級以上、準2級以上あると中学受験に有利!
英語の試験が課されている学校は、英検取得していると加点や英語の試験が免除になることもあるそうです。
女子の御三家が人気だけれど、国際教養がある学校に人気が高まっているとのこと。
時間が取れるうちに英検取得に損はないです。
進学塾の小学校準備講座に入れる
6月から進学塾で始まる年長児向けの小学校準備講座からスタートさせる予定です。
あの佐藤ママも女の子は早い方が良いと言っていたし!
募集日に開講講座が埋まってしまうほどの激戦区のため、中学受験の戦いはすでに未就園児から始まっている感じです。
長女はお受験やめたけど、次男は兄とは違う私立小を考えている
長女は小学校受験をやめましたが、実は次男の末っ子ちゃんは兄と違う、通学30分圏内の私立小を検討しています。
理由は、小中一貫教育校で国際バカロレアのMYP認定校だからです。
系列の付属高校もレベルが高い。
今年の11月から、特化したお受験教室に通わせようかな、なんて考えたり…。
苦労は目に見えてます。まだまだ未定です。
最後に
家と学校が近かったらなら、通学に1時間もかからないのなら、お受験していたと思います。
長男が今通っている私立小学校は、それだけの価値がある私立小学校だと思っているので。
でも長女の場合、通学だけでも時間や体力、スケジュールの負担が大きすぎると思いました。
なのでお受験やめて近所の公立小学校に行くことを選びました。
一人っ子でその子だけに全ての時間と労力、お金を注げられるなら小学校受験は良いと思っている筆者です。
しかし、3人兄妹弟で筆者は3人フルに完璧に見てあげられるほど要領良くないです。
Time is Moneyだと思ってるので。
学歴は大事ですが、それはやっぱり最終学歴。
そして何より人間力だと思います。
私立で同じような環境の家庭の子とお友達を作るのも良いですが、公立でたくさんお友達を作るのも◎
公立どうしても嫌だったら編入試験受けて私立に行けば良いのよ!くらいに思っています。
小さいうちは親がある程度レールを敷いて導くのも必要だし、子どもの言うことなんでも聞いててはいけないけれど、押し付けのNG。
子育てって難しいですね。
住んでいる場所や志望する小学校によって様々だと思いますが、お受験しようかな、やめようかなって思っている方の参考になれば幸いです。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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